がん予防

老化細胞除去療法(senolytic therapy)

老化細胞除去療法(senolytic therapy)

老化細胞除去療法(senolytic therapy)とは

細胞は様々なストレスを受けると、DNAの損傷が蓄積して異常細胞となります。

私たちの体には、この異常細胞を自殺に導く仕組み(アポトーシス*1)が備わっていますが、一部の異常細胞は消滅することなく老化細胞となり、体内に留まることが知られています。

*1 異常細胞を自殺に導く、プログラムされた細胞死のこと。細胞のがん化を防ぐなど、私たちの体をより良い状態に保つためのシステム。

老化細胞は、単に増殖能力を失った無害の細胞であると考えられてきましたが、近年の研究で、老化細胞からはさまざまな有害物質が放出され、周辺の細胞に対して老化を促進し、臓器の機能低下を引き起こすことが明らかになっています。

老化細胞は、通常、免疫の働きにより排除されますが、加齢によって免疫機能の低下や障害が生じると、その排除が難しくなり、徐々に体内に蓄積されていきます。
蓄積された老化細胞が有害物質を放出することにより、周辺の正常な細胞の機能に悪影響を及ぼし、「がん」をはじめとする様々な老化疾患(動脈硬化など)、慢性疾患(肥満や糖尿病など)や認知症などを引き起こす原因になると考えられています。

老化細胞を除去することで細胞の老化を抑制し、様々な老化疾患や慢性疾患、認知症や筋力低下を予防・改善する目的で開発された新しい療法が「老化細胞除去療法(senolytic therapy)」です。

老化細胞を除去すると、動脈硬化、糖尿病、筋肉量低下、白内障など老化に伴う変化が遅くなることが報告されており、健康寿命を延ばすことが期待されています。
また、神経変性が軽減されることも報告されており、認知症やアルツハイマー病などへの効果も期待されています。

肌の真皮では、線維芽細胞がコラーゲンを産生し肌のハリやツヤを保っていますが、線維芽細胞が老化すると、コラーゲン産生能力が低下し、更に放出された有害物質により肌の老化が進んでいきます。
「老化細胞除去療法(senolytic therapy)」は、肌の老化を防ぐことも期待されています。

NEOクリニック東京の老化細胞除去療法(senolytic therapy)

NEOクリニック東京では、がんの予防・対策として、老化による様々な疾患や生活習慣病を予防し、がん患者さまも含む全ての方の健康寿命を延ばすことを目的に、また、企業オーナー様の事業継続に関するリスクマネジメントの一環として、❝Precision Medicine(プレシジョンメディシン)❞の基本方針の下、一人ひとりの体の状態に合わせたオーダーメイド型の老化細胞除去療法(senolytic therapy)を提供しています。

本療法では、一人ひとりの体質や検査データを基に、老化細胞死誘導薬ダサチニブとケルセチンを主体とした数種類の薬剤やサプリメントを適切に組み合わせて使用します。

参考資料

老化細胞除去療法 治療メニュー

一人ひとりの体の状態に合わせて、以下の療法を適切に組み合わせ、オーダーメイド型の個別治療をご提供致します。

治療メニュー例

分子標的療法薬剤やサプリメントによる老化細胞の除去
免疫機能活性化療法薬剤やサプリメントによる腸内細菌叢の改善
ミトコンドリア機能改善療法エネルギーセンサー「AMPK*¹」活性化
NMN*²増強療法長寿遺伝子群の活性化やミトコンドリア機能の活性化

*¹:筋肉がブドウ糖や脂肪をエネルギーに変換するのを助ける一種の代謝マスタースイッチ。老化を制御する重要な因子。
*²:ビタミンB3の中に含まれる成分のひとつ。加齢とともに減少することで、老年病発症の要因となる。

訪問診療について

ご要望に応じてご自宅や職場への訪問診療も可能です。
詳しくは以下のページをご参照ください。