病期・目的別のがん複合免疫療法メニュー
NEOクリニック東京では、患者さまの病期や治療目的に応じた、ネオアンチゲンペプチドワクチン療法・オンコアンチゲンペプチドワクチン療法の「ペプチドワクチン療法」を中心治療とする❝がん複合免疫療法❞をご提供しています。
現在進行がんの標準治療を受けている方・抗がん剤が不応となった方・手術後の再発予防をお考えの方など、患者さま一人ひとりの病期や目的に応じた個別の治療計画を策定しています。
以下の治療メニューは一例です。実際の治療に使う薬剤およびスケジュールなどは、患者さまによって異なります。
現在進行がんの標準治療を受けている方
標準治療(手術・抗がん剤・放射線療法)のみでは、十分な治療効果が得難い進行がんに対して、標準治療と「ペプチドワクチン療法」を中心とする「がん複合免疫療法」を組み合わせます。
標準治療との組み合わせにおいては、ペプチドワクチンを投与するタイミングやその分量が治療効果に大きな影響を及ぼします。
進行がんの標準治療補完メニュー例
下記スケジュールは一例です。
病期・進行度によりスケジュールは変動します。
- 2週間ごとの化学療法(抗がん剤)
- 抗がん剤の休薬期間に2週間ごとのペプチドワクチン接種
- 状況によってペプチドワクチン接種後にサイトカイン投与
0週 | 抗がん剤 |
1週 | ペプチドワクチン |
2週 | 抗がん剤 |
3週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
4週 | 抗がん剤 |
5週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
6週 | 抗がん剤 |
7週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
8週 | 抗がん剤 |
9週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
10週 | 抗がん剤 |
11週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
12週 | 抗がん剤 |
13週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
化学療法(抗がん剤)が不応となった方
化学療法を行ってもがん細胞が増大して薬が効かない状態(不応)となる場合があります。
不応となる主な要因には、がん幹細胞(がん細胞を自己複製している細胞)の抗がん剤に対する抵抗性(耐性)などがあります。
化学療法が不応となった進行がんに対して、「ペプチドワクチン療法」を中心とする「がん複合免疫療法」により、がん細胞が構築した免疫抑制環境の解除を図ります。
さらに、免疫の働きや分子標的薬などにより薬剤耐性を有するがん細胞を排除して、治療効果の最大化を図ります。
化学療法(抗がん剤)が不応となった進行がんの治療メニュー例
下記スケジュールは一例です。
病期・進行度によりスケジュールは変動します。
経過中に免疫抑制環境が解除されていない場合には、免疫抑制解除薬の追加投与を行うこともあります。
- がん細胞周囲の免疫抑制環境を解除するために、分子標的薬・抗体薬・抗炎症性サイトカインなどの免疫抑制解除薬を投与
- 当初ペプチドワクチンを2回接種する。次回のペプチドワクチン接種以降、サイトカイン投与を追加
- ペプチドワクチン接種の合間(2回おき)に免疫チェックポイント阻害剤を投与
0週 | 免疫抑制解除薬 |
1週 | ペプチドワクチン |
2週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
3週 | 免疫チェックポイント阻害剤 |
4週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
5週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
6週 | 免疫チェックポイント阻害剤 |
7週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
8週 | ペプチドワクチンサイトカイン |
9週 | 免疫チェックポイント阻害剤 |
10週 | サイトカイン |
11週 | サイトカイン |
12週 | サイトカイン |
手術後の再発予防をお考えの方
手術後の再発予防治療として、化学療法(抗がん剤)や放射線療法等の標準治療と「ペプチドワクチン療法」を中心とする「がん複合免疫療法」を組み合わせます。
再発予防メニュー例 ①
下記スケジュールは一例です。
病期・進行度によりスケジュールは変動します。
- 手術後1〜2ヶ月後からペプチドワクチン接種を開始
- 当初は、2週間おきにペプチドワクチン接種
- その後、1ヶ月おきにペプチドワクチン接種
- 状況により、2週間~1ヶ月ごとにサイトカイン投与
0ヶ月 | 手術 |
1ヶ月 | |
2ヶ月 | ペプチドワクチン |
ペプチドワクチン | |
3ヶ月 | ペプチドワクチン |
4ヶ月 | ペプチドワクチン |
5ヶ月 | ペプチドワクチン |
6ヶ月 | ペプチドワクチン |
7ヶ月 | ペプチドワクチン |
8ヶ月 | サイトカイン |
9ヶ月 | サイトカイン |
10ヶ月 | サイトカイン |
11ヶ月 | サイトカイン |
12ヶ月 | サイトカイン |
再発予防メニュー例 ②
下記スケジュールは一例です。
病期・進行度によりスケジュールは変動します。
- 手術後1~2ヶ月後よりペプチドワクチン接種を開始
- 当初は、2週間おきにペプチドワクチン接種
- その後、1ヶ月おきにペプチドワクチン接種
- 状況により、ペプチドワクチン接種の合間および終了後、2週間~1ヶ月ごとにサイトカイン投与
0ヶ月 | 手術 |
1ヶ月 | |
2ヶ月 | ペプチドワクチン |
ペプチドワクチン | |
3ヶ月 | ペプチドワクチン |
4ヶ月 | ペプチドワクチン |
サイトカイン | |
5ヶ月 | ペプチドワクチン |
サイトカイン | |
6ヶ月 | ペプチドワクチン |
サイトカイン | |
7ヶ月 | ペプチドワクチン |
8ヶ月 | サイトカイン |
9ヶ月 | サイトカイン |
10ヶ月 | サイトカイン |
11ヶ月 | サイトカイン |
12ヶ月 | サイトカイン |