がん免疫療法メニュー

がん免疫療法メニューについて

当クリニックのがん免疫療法では、患者さまの病期・進行度に応じて以下のメニューを提供致します。

1.外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)、放射線療法後の再発予防治療

  • 外科療法(手術)はがんの切除を目的としますが、見た目上すべてのがんを切除することができたと思っても、現在の画像診断などでは検出できないごく微小ながん細胞が体内に残存してしまう場合があります。同様に、化学療法(抗がん剤)や放射線療法で画像上消失したがん細胞が再び増殖し、塊となって現れる場合があります。このような状態を「がんの再発」といいます。
    治療した部位の近辺で再発が認められることもありますし、がん細胞がリンパ液や血液の流れにのって別の臓器に行きつき、そこで増殖するという「転移」も含めて「がんの再発」と呼ばれています。がんは、再発を繰り返すやっかいな病気です。がんの本当の恐さは再発にあるといっても過言ではありません。例えば乳がんは、5年間無症状であっても5年目以降に再発する場合があるため、「乳がんが完治した」とは言えないのです。治療後の再発をいかに抑えるかが、がん治療では重要となります。
    再発を防ぐ治療として、身体のどこかに存在するかもしれない微小ながん細胞を攻撃するために、全身療法である化学療法(抗がん剤)やホルモン療法を行う場合があります。また、がんの種類や性質、治療の経過などから、再発の起こる場所がある程度予測できる場合(肺がんの脳への転移など)には、的を絞って予防的に放射線を照射する放射線療法を行うこともあります。
    ただし、抗がん剤や放射線による治療を受けても残念ながら、がんが再発してしまうことはよく知られています。特に進行期に近いがんにおいては、再発する傾向がより顕著になります。また抗がん剤や放射線による治療は、時に痛みや食欲の低下、脱毛、痴呆症状などの副作用を伴います。
    また、治療後の目に見えない微小な残存がんには、がん組織内で自己複製により多数のがん細胞を生み出すもととなる「がん幹細胞」という親玉が潜んでいることが多く、この「がん幹細胞」は、抗がん剤や放射線による排除は行えないことがわかっています。
    あきらかに再発のリスクが高い場合には、上記のような再発予防治療を行う必要がありますが、まだ再発するかどうかわからない段階で予防のために受ける治療では、メリット(再発を予防する効果)とデメリット(副作用)のバランスがより重要となります。
  • 「がん免疫療法」は、がんの親玉である「がん幹細胞」を攻撃することができると言われている免疫細胞の活性化を促進します。また「がん免疫療法」は、患者さまが本来持っている免疫力を活かした治療であるため、患者さまが副作用で苦しむことは、ほとんど報告されていません。大きな副作用がなく、体内の全身に残存する微小ながん細胞への攻撃を可能にする「がん免疫療法」は、がん再発予防における有効な治療法のひとつです。
  • 当クリニックでは、手術後の再発予防治療として、ネオアンチゲンペプチドワクチン療法を主体とした「がん免疫療法」を推奨しております。化学療法(抗がん剤)や放射線療法等と「がん免疫療法」を適切に組み合わせることにより、副作用の軽減を図りながら、患者さま一人ひとりに適した再発予防治療をご提供致します。

がん免疫療法メニュー(例1):再発予防治療①

がん免疫療法メニュー(例1):再発予防治療①
  • 手術後1〜2ヶ月後よりネオアンチゲンペプチドワクチン接種を開始。
  • 当初は2週間に1回のネオアンチゲンペプチドワクチン接種。
    ⇒その後、1ヶ月に1回のネオアンチゲンペプチドワクチン接種。
  • 状況により、2週間〜1ヶ月に1回のサイトカイン投与。

上記スケジュールはあくまでも目安となります。
病期・進行度によりスケジュールは大幅に変動します。

がん免疫療法メニュー(例2):再発予防治療②

がん免疫療法メニュー(例2):再発予防治療②
  • 手術後1〜2ヶ月後よりネオアンチゲンペプチドワクチン接種を開始。
  • 当初は2週間に1回のネオアンチゲンペプチドワクチン接種。
    ⇒その後、1ヶ月に1回のネオアンチゲンペプチドワクチン接種。
  • 状況により、ネオアンチゲンペプチドワクチン接種の合間および終了後、2週間〜1ヶ月に1回のサイトカイン投与。

上記スケジュールはあくまでも目安となります。
病期・進行度によりスケジュールは大幅に変動します。

2.進行がんにおける標準治療(手術、抗がん剤、放射線療法)の補完治療

  • がんの標準治療には、「外科療法(手術)」「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」の3つがあります。(3大標準治療)
    治療法が進歩した現在においても、がんの種類や進行度によっては、それぞれ単独の治療法では十分な効果を得られない場合があります。特に進行がんにおいては、標準治療で根治することは難しいという実情があります。そこで、より高い治療効果を目指して、様々な治療法を組み合わせることが重要となります。
    「がん免疫療法」は、患者さまが本来持っている免疫力を活かした治療であるため、標準治療の効果を妨げることなく、相乗効果を生み出し、より効果的な治療となることが期待出来ます。「がん免疫療法」と標準治療等の様々な治療法とを組み合わせる治療は、「複合免疫療法」と呼ばれています。当クリニックの医師らは10年以上前よりこの「複合免疫療法」を提唱し、大学病院等での臨床試験や研究に取り組んで来ております。
  • 「複合免疫療法」においては、がんワクチンを投与するタイミングやその分量が非常に重要であるため、医療者が十分な経験を有していないと、効果的な治療に結び付けることが出来ません。当クリニックでは、大学病院等での豊富な経験を有する医師が、「ネオアンチゲンペプチドワクチン療法」を主体とする「複合免疫療法」をご提供致します。病勢次第では、「免疫チェックポイント阻害療法」や「サイトカイン療法」等を追加するなど、患者さま一人ひとりに応じた最適な「がん免疫療法」をご提供致します。
    また、様々な治療法を組み合わせる「複合免疫療法」の課題のひとつに、治療費が高額になるという経済的な問題があります。当クリニックでは、樹状細胞ワクチン療法より安価で効果も劣らない「ネオアンチゲンペプチドワクチン療法」を採用することにより、より多くの他の治療法との組み合わせを可能にし、患者さまが最大限の治療効果を得られることを目指しております。

がん免疫療法メニュー(例3):標準治療の補完治療

がん免疫療法メニュー(例3):標準治療の補完治療
  • 2週間に1回の化学療法(抗がん剤)を行う想定。
  • 抗がん剤休薬期間に、2週間に1回のネオアンチゲンペプチドワクチン接種。
  • 状況により、ネオアンチゲンペプチドワクチン接種後に、サイトカインの投与。

上記スケジュールはあくまでも目安となります。
病期・進行度によりスケジュールは大幅に変動します。

3.化学療法(抗がん剤)不応となった進行がんの治療

  • 不応とは抗がん剤投与などの治療を受けていても、がん細胞が増大し、薬剤が効かない状態を指します。不応につながる主な要因は、がん細胞が抗がん剤に対する耐性を獲得することにあります。もともと潜んでいた「がん幹細胞」という親玉は、がん組織内で自己複製により多数のがん細胞を生み出します。この「がん幹細胞」は、抗がん剤に対する耐性を有していることが分かっています。
  • 当クリニックの「がん免疫療法」は、化学療法(抗がん剤)不応となった進行がんに対して、遺伝子レベルでの解析結果に基づき、「ネオアンチゲンペプチドワクチン療法」や「抗体療法」、「サイトカイン療法」「分子標的療法」「少量抗がん剤療法」を適切に組み合わせることにより、がん細胞が構築した免疫抑制環境を解除し、免疫の働きや分子標的薬の作用により、薬剤耐性を有するがん細胞を排除し、患者さまが最大限の治療効果を得られることを目指しております。

がん免疫療法メニュー(例4):化学療法(抗がん剤)不応進行がん

がん免疫療法メニュー(例4):化学療法(抗がん剤)不応進行がん
  • がん細胞周囲の免疫抑制環境を解除するために、分子標的薬、抗体薬、抗炎症性サイトカインなどの免疫抑制解除薬を投与。
  • ネオアンチゲンペプチドワクチンを接種し、2回目以降のワクチン接種から、サイトカインを投与。
  • ネオアンチゲンペプチドワクチン接種の合間に、免疫チェックポイント阻害剤を投与。
  • 経過中に免疫抑制環境が解除されていない場合は、免疫抑制解除薬の追加投与を行うこともあり。

上記スケジュールはあくまでも目安となります。
病期・進行度によりスケジュールは大幅に変動します。

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大田 泰徳
診療内容
腫瘍内科・内科・皮膚科
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